理解の定義
がんには多面性がある。
医学的には、異常細胞
意に反し、複製と増殖を繰り返す
非コントロール下の悪性腫瘍
治療の対象
大きさ、リンパ節転移の有無、他臓器への転移の有無(TNM分類)
予後の判断(staging)、、、
素晴らしくsystematicに、驚くほどcoolに評価し治療する。
まるでテストの採点をして、合否を判定するように。
切り口を変えてみる。
社会的にはどうか。
がんから無事生還した人。
今この時も必死に戦い、勇気を与えてくれる人。
残念ながら亡くなってしまったが、いつまでも大切な人。
心に働きかける何か。
私たちは、ある一面を捉えて、理解したような気に陥ることが多い。
しかし同時に、切ることなしに理解はできない。(ゆで卵の黄身の形のよう)
大切なのは、素材に適した切り方が目的に応じてある事だと思う。
私達が学ぶべきは、素材の特性、用いる包丁の選定。
そして、包丁を研ぎ続けること。
解釈を加えるとは、素材を切り、味付けして、
食卓に並べること。食すこと。
アスパラガスのベーコン巻きを通して、アスパラガスの一面にハッとすること。(全く切る必要がないが)
生きる営みとしての食事。情報の処理と理解。
その近接点を見た気がした。